SPECTRA PROOFは…
パッケージデザインに必要な確認事項を、材料や時間のロスなくディスプレイ上で確認できるソフトプルーフシステムです。
標準装備のLEDライトやディスプレイを検証/キャリブレーションを行い一貫した環境をキープ。
さらにジョブの表示色も測定/検証しながら運用が出来るため、高い色再現精度を実現します!
そして、マルチカラーICCプロファイル(CMYK+N)を使用することで、ECG(Extra Color Gamut)カラーのシミュレーションも可能。
また、指定されたLab値のスポットカラーをモニタの最小色差(dE)のカラーにマッピングして表示するため、より正確に色調、印刷基材、加飾効果のシミュレーションが行えます。
画像として取り込んだ印刷基材上にシミュレーションを表示しながら、白インキ・ニス・箔加工などの特殊レイヤーの効果をチェックすることも可能です。
画像修正や色調整を行われるポジションのお客様は、フル機能版にてジョブの基材・白インキ濃度・特色指定等の各種条件を含めてご使用頂きこのジョブをエクスポートして頂きます。
ブランドオーナーやクライアントのお客様は、ビューワー機能版(表示確認のみを行う廉価版)をご使用頂く事で遠隔地でも同じ条件下でプルーフチェックが可能になります。
なお、スポットカラーのLab値の登録は対応している分光光度計による実測値、予め準備されたスポットカラーライブラリデータやCxFファイルを取り込む事も出来ます。
CXF CLOUDと連携させることで予測した中間調子の疑似再現も可能にします。
CGS Japan株式会社では、このソリューションのデモンストレーション環境をご用意しております。
パッケージ印刷業界のあらゆる部署の方にご使用頂く事が出来る「SPECTRA PROOF」を是非体験してみませんか?
【基本パッケージ】
・SpectraProofソフトウェア (Windows / Mac)
・専用ディスプレイフード
・専用 LEDライトソース
・アカウント2種
1. SpectraProof (フルライセンス)
2. SpectraProof ViewingCliant (ビュワー)
※ 別途必要なもの
・環境光の測定できる分光測色機
・ハードキャリブレーションのできるディスプレイ
【 EIZO / BenQ 製をメーカーは推奨 】
注: Spectra Proofはシミュレーション用のターゲットICCプロファイルを作成できません。
最初のセットアップは、モニタメーカーから添付されているキャリブレーションツールを使用して目標とする色温度や輝度を設定後にハードウェアキャリブレーションを実施します。
次に「SPECTRA PROOF」にあるソフトキャリブレーションを実施してハードキャリブレーションの結果を更に最適化します。
二つのキャリブレーションが終了したら目標値に近い表示結果にて色再現が出来ているかを検証して合否判定を行います。
合格後にライトソースの調整を行い同じく検査を行い合否判定を行います。
何れも合格になればソフトプルーフィングを行う環境の準備は完了です。
ハードウェアキャリブレーション及びソフトウェアキャリブレーションを行う事によりより精度の高い色再現を可能にします。
LEDのライトソースを取り付けて環境光の調整(5000Kなど)も実施するため反射物とモニタの色再現比較も容易に行えます。
環境光測定には、アンビエント測定フィルタを装備した分光光度計が必要になります。
Color Library(特色スウォッチブック)参照して特色チャンネルを認識させます。
参照先と照合された特色は、【☑】マークが点き表示のON・OFFが可能になります。
参照先と照合されていない特色は【?】になります。
⋄各版に手動で特色を変更指定が可能(版置換)
⋄白インクや加飾効果も版別に指定が可能(白インクの濃度可変により隠蔽性をコントロール)
⋄新規カラーライブラリの作成が可能(Lab値入力、測色による実測値、CGS COLOR CLOUDからCxFデータのインポート)
⋄既存ライブラリへの特色の追加が可能(Lab値入力、測色による実測値、CGS COLOR CLOUDからCxFデータのインポート)
印刷色をリアルに表示するために印刷ターゲットのICCプロファイル(CMYK)を選択します。
PDFに埋め込まれたICCプロファイルを使用する事も可能です。
また、外部で作成されたICCプロファイルをインポートする事も可能です。
SPECTRA PROOFには、ICCプロファイルを作成する機能はございません。
任意でICCプロファイルを作成する際は、別途プロファイル作成ツールをご用意ください。
印刷色をリアルに表示するために印刷ターゲットのマルチカラーICCプロファイル(CMYK+Ncolor)を選択します。
PDFを展開した際に自動的に認識された特色版には【N:0~】の番号が割り振られます。
また、マルチカラーICCプロファイルを指定した際は自動的にカラーライブラリが無効になります。
SPECTRA PROOFには、ICCプロファイルを作成する機能はございません。
任意でICCプロファイルを作成する際は、別途プロファイル作成ツールをご用意ください。
ペーパーシミュレーション機能を使用することで紙白タイプを切り替えてシミュレーションが可能です。
基本的には、選択された出力プロファイルの紙白にて表示されます。
その他プリセットされた紙白情報に切り替えることで指定したプリセットの紙白にてシミュレーション表示が出来ます。
また、測色機で測定した数値を紙白情報として追加して表示させることも可能です。
前述の「紙白シミュレーション」とは別に、印刷基材の画像データを背景に配置する事が可能です。
実際に基材を撮影やスキャンしたjpegファイルをプリセットに追加・指定する事が出来ます。
アルミ蒸着紙や金属板などに印刷するイメージをシミュレーションすることで特殊印刷のカラーイメージを確認出来ます。
また、白インク・ニス・箔などを後付けで指定することも可能です。
更に指定した特殊インクの濃度や効果の強弱を変更出来るためパッケージ印刷で使用される白インキの隠蔽性をコントロールすることが出来ます。
フル機能版及びビュワー版ともに使用可能
ジョブ内にある「CMYK+特色」の表示を分光光度計で実測して表示品質を検証します。
検証された表示色は、平均⊿E及び最大⊿Eで表示されます。
また、マルチカラーICCプロファイルを設定しているときは対応したマルチカラーチャンネルを検証します。
表示しているカラーの検証結果は表示色を保証することが出来るため最適なソフトプルーフィングを可能にします。
カラー管理の中核を担う部署では、フル機能版をご使用頂き紙白や特色などの条件設定を決定します。
完成したジョブは、全ての条件を含めた形式でをエクスポート出来ます。
クライアント、お取引先、デザイン・制作、営業拠点、印刷現場などにクライアントビューワー版をご用意頂ければ
フル機能版からエクスポートされたジョブデータをインポートするだけで統一された色再現で確認することが可能です。
当然、クライアントビューワー版にもモニタ及び標準光源のキャリブレーションが行えるため、
フル機能版と同条件でキャリブレーションを行って頂くことで同等のカラー環境を構築することが出来ます。
また、表示したジョブ内の存在するカラーチャンネルを色差(⊿E)でチェックすることも可能です。
さらにコメントの追記やレポート作成も行えるため、カラー管理者とのコミュニケーションも容易に行えます。
【対応モニタ】
EIZO CG279X / CG2730 / CG247X / CG2420
BenQ SW271C / SW270C
【対応測定器】
X-Rite i1Pro2 / i1Pro3 / i1 Display Pro
【対応OS】
Microsoft Windows10 Pro / Windows11 Pro
Apple MacOS Big Sur (Ver.11) 以降
※ ハードウェアは、可能な限り最新のスペックのPCをご準備ください。
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