X GAMUT|プロダクト|CGS Japan 株式会社

X GAMUT

広色域に対応した拡張インクセット搭載デバイス⑪重用に必要な多色分解を容易に行う次世代カラーマネー ジメントソフトウェア

拡張されたインクセットを搭載した印刷機を簡単目つ有効的に活用したい…
RGBやスポットカラーを多用した高彩度データの色イメージをデジタル印刷機やコンベンショナル印刷機にて限りなく近い再現をさせるためには、 拡張インクセット(CMYK + N Color)が必要となってきます。 そして、 これらを搭載したデジタル印刷機やコンベンショナル印刷機が多く導入され始めているなか、重要になるのが この拡張されたインクセットで最適な数値に色分解するカラーマ ージメントツールではないでしょうか。 ORISXGAMUTは、 この拡張されたインクセットに対し最適な多色分解を自動で行う次世代のCMSツールです。

X GAMUTのワークフローイメージ…
X GAMUTの PDF to PDF カラー変換キューにオリジナルのPDFデータをアップロードすると、設定されたソースプロファイル (RGBまたはCMYK) から拡張インクセット(CMYK + N Color) のマルチカラープロファイルに最適化された色分解が行われます。パッケージやラベル製作に使用されるグラビア・フレキソ・オフセット・デジタル印刷や特殊な用途ではサインディスプレイ・テキスタイル・壁紙やフットプリントで使用される大判インクジェット出力などでも運用が可能です。

X GAMUT は2つの大きな役割を果たします…
ひとつは、データ上で指定されたスポットカラーの代わりに拡張インクセット(CMYK + N Color)を使用して疑似的にこのスポットカラーを再現させることです。パッケージ印刷などで多用されるスポットカラーは、商品をアピールする上で非常に重要です。しかしながら、ランニングコストの高騰や印刷時のカラーコントロールの難易度の高さがデメリットになります。これを固定された拡張インクセットに置換えることで、スポットカラーの近似色を自動的に再現できるメリットはかなり大きいのではないでしょうか?

もう一つの役割は、再度の高いRGBもしくはCMYKデータを拡張インクセット(CMYK + N Color)によって色変換することによって、彩度の高い画像イメージを印刷機でも限りなく近く再現させるための色変換機能です。高級美術印刷やフォトブックの製作においてクライアントがイメージする高彩度の画像を再現する場合にとても効果的です。

拡張インクセット (CMYK + N Color) vs プロセスカラーの色再現領域の違い

RGBの画像データや彩度の高いスポットカラーを固定されたインクセットの出力機で疑似的に再現させる場合、上図のような色再現領域の違いにより最終的な仕上がりが大きく異なります。最新のデジタル印刷機にはプロセスカラー以外にオレンジ・グリーン・バイオレット・レッドなどを追加している機種が増えており、これらの広い色再現領域を有効に活用するツールとして「X GAMUT」は開発されました。

X GAMUT が行う色変換の大きな特徴

一般的なプロファイル変換ソフトによるマルチカラ プロファイル色変換の場合、総インク量の制御や変換時に使用するカラーチャンネルの制御が難しく、変換したデータの印刷を行った際にカラーチャンネル数が多くトーンジャンプや階調再現が圧縮されてしまい、画像やグラデーションのディテールが損なわれてしまう場合があります。「X GAMUT」に搭載されている新しい色変換エンジンは、このような現象が発生しないように設計されています。特にスポットカラーの色変換に使用するカラーチャンネルを最大3色までで色差(ΔE)が最小になるように計算されます。その結果、彩度が保持されたグラデーションのディテールが損なわれない分解が行われます。

マルチカラープロファイル作成

マルチカラープロファイルの作成と評価の手順
1. 使用する出力機の拡張インクセットに基づきプロファイル作成用カラーチャートを生成します。
2. 作成されたカラーチャートを対象となる出力機の標準コンディションで印刷します。
3. 印刷されたマルチカラーチャートの測定・計算を行いマルチカラープロファイルを生成します。
4. X GAMUTで生成された再現するスポットカラーのテストチャートを出力機で印刷します。
5. テストチャートの測定を行い、スポットカラーシミュレーションの精度の評価を実施します。
6. 評価に基づきスポットカラーテーブルの微調整を行います。(評価はレポートで出力可能です。)

推奨スペック

○推奨システム環境ーX GAMUT 【サーバー側】-
■CPU:Intel Core i7(第10世代以降)
■メモリ:16.0GB以上のRAM
■HDD:500GB以上の空き領域(システムディスクはSSDを推奨)
■通信ポート:USBポート×1(ドングル接続用)
■ネットワーク:100mbps
■光ストレージ:DVDマルチドライブ(ソフトウェアインストール用)
■対応OS(64Bit/Pro): Winodws10/Winodws11
■対応OS(64Bit/Server): Windows Server2016/Server2019
■関連プログラム:Microsoft Edge 最新バージョン

○推奨環境ーWebブラウザ【クライアント側】-
■Webブラウザ:Microsoft Edge/Mozilla Firefox/Google Chrome/Apple Safari(何れも最新バージョン)
■ソフトプルーフアプリケーション:Adobe Acrobat Standard DC、ORIS Soft Proof Plug-in3.0以上
 ※ Adobe Acrobat Standard DCは、別途ご用意ください。

○対応測定器
■X-Rite社:i1Pro2/i1iO2/i1Pro3/i1Pro3Plus/i1iO3/i1iSis2/eXact/Ci6x
■Konicaminolta社:FD-5/FD-7/FD-9/MYIRO-9
■Barbieri社:Spectro Swing/LFP SP3

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